「あなたも主イエスに歓迎される」  07.12.16
                       イザヤ書 61:1〜11

  クリスマスは、神さまの人間に対する愛、さらに自分自身に
注いでくださっている愛を知らされ、その愛を感じる時です。
 その愛は、「人がその場にいないときに、その場にいる
ことを願い、近くに引き寄せる」ものでもあります。
 神さまによって、世界で最初のクリスマスに招待された
人に、東方の占星術の学者たちがいました。彼らは、外国の
異教徒です。
 神さまから祝福されるとは、思われない人たちでした。
 しかし、神さまは、そのような人を、星を用いて主イエスの
所へと導かれました。本来近寄ることのできない、神さまから
遠く離れていた者を引き寄せようとされる神さまの御心、愛が
明らかにされました。
 聖書は、そのようなクリスマスの出来事を見せつけます。
 私たちは信じて良いのです。 「自分は神さまから愛されて
いないとか、自分は神さまから無視されているなどと思う必要は
ない」と。 クリスマスは、このことを心に刻み付けるのです。

  ある教会学校のクリスマスで、ザアカイの物語(ルカ19章)を
劇で演じたことがあります。クリスマスにふさわしい劇として
紹介され、その通りだと思いました。主イエスは、「自分は、
失われたものを探して救うために来たのである」とおっしゃいます。
 そのために、クリスマスにお生まれになるのです。

 罪ゆえに、遠く離れてしまっている者を、ご自分のもとへ引き寄せ
ようとなさる。そんな神さまの愛があります。
 私たちも、占星術の学者のように不思議な仕方で導かれて、
今、主イエスを礼拝するものとしていただきました。
 神さまが、取るに足りない、罪多い私たちを心にとめてくださり、
ご自分の前にいることを望んでくださったからです。
 神さまが、「ここに来なさい」と招待してくださったからです。

 神さまは、「あなたは、私の所に身を置いて、生きなさい」と、
私たちをクリスマス(クリス=キリスト、マス=礼拝)へ招待して
くださいます。